あなたは、エアコンをつけっぱなしにした方が電気代の節約になると聞いたことはありますか?
実は電気代の節約のためには、どのタイミングでつけっぱなしにするのかが重要で、やみくもに一日中運転させるのは逆効果です。
本記事では、エアコンをつけっぱなしの方が節約になるタイミングと、エアコンを消した方が節約になるタイミングについて解説します。
この記事を読んで賢く効率的にエアコンを使いましょう。
Contents
エアコンの消費電力が上がる瞬間を解説!!
エアコンの運転は、大きく以下の二つの種類に分けることができます。
- 室温を設定温度まで調整する
- 運転室温を設定温度に保つ運転
この二つを比較すると「室温を設定温度まで調整する運転」の方が、消費する電力が大きいです。
特に、エアコン使用前の室温と、設定温度との温度差が大きい場合には、設定温度まで調整する時間が長くなるため、より多くの電力を消費することになります。
エアコンをつけっぱなしにした際に、節約になるパターン
消費電力が大きくなるタイミングを前章で説明しました。これを踏まえた上で、
- つけっぱなしにすることで電気代が節約になるタイミング
- 消すことで電気代が節約になるタイミング
について解説します。
つけっぱなしが節約になるタイミング
まずは、家で過ごしている場合です。
エアコンのオンオフを繰り返して、設定温度まで調整する時間を何度も作るよりも、つけっぱなしにしていた方が電気代の節約になります。
また、少し部屋を離れたり、近所のコンビニへ行ったりするときも、エアコンを消さない方が電気代の節約になります。
30分程度の離席や外出であれば、つけっぱなしの方が電気代の節約となるでしょう。
消した方が節約になるタイミング
一方で、消した方が電気代の節約になるのは、数時間の外出や就寝時です。
学校や仕事などへ行くときは、つけっぱなしにせず、一度消してしまいましょう。
エアコンをつけっぱなしにするデメリット
エアコンのつけっぱなしは、必ずしもメリットだけではありません。
次のようなデメリットも考えられます。
体調管理が難しい
エアコンをつけっぱなしにすることで空気が乾燥し、風邪をひきやすくなります。
また、乾燥によって肌荒れを起こす可能性もあります。
対策として、エアコンを使用している間は加湿器も併用すると良いでしょう。
エアコンの寿命が縮まる
エアコンの寿命は、国内のメーカーであれば10年程であることがほとんどです。
しかし、この10年というのは、10年間つけっぱなしにした場合のことを指すのではなく、
以下のような条件で使用した場合に10年間安全に使用できることを示しています。
標準的な使用条件
- 冷房の場合:室外温度35℃、室内温度27℃設定、6月2日~9月21日(112日間)、1日9時間(年間1008時間)運転
- 暖房の場合:室外温度7℃、室内温度20℃設定、10月28日~4月14日(169日間)、1日7時間(年間1183時間)運転
上記の条件をこえる場合は、エアコンの寿命が縮まる可能性が高いです。
エアコン内部に汚れが溜まりやすい
稼働時間が長くなると、エアコン内部に汚れが溜まりやすいです。
エアコンの掃除を怠ると、エアコン内部にカビが発生し、汚い空気が部屋の中で循環します。
また、この汚れのせいで温度調節機能が上手く働かなくなり、電気代がかさんでしまいます。
エアコンの電気代を節約するなら定期的な清掃がオススメ
フィルターのお掃除程度であればご家庭でも可能です。以前の記事で、エアコンの掃除についてまとめたものがあるので、参考にしてください。
しかし、内部の掃除となると、手が届きづらかったり分解が必要であったりと、なかなか難しいのが現実です。
そのため、確実な清掃を行うために、エアコン内部の掃除は専門業者に依頼することがおすすめです。
特に在宅ワークなどでエアコンの使用時間が長い人は、1度エアコン掃除を専門業者に依頼することで、エアコンの寿命を伸ばせます。
まとめ
本記事では、エアコンをつけっぱなしにした際に、電気代の節約になるタイミングを解説してきました。
ぜひ参考にして、お得にエアコンを活用してください。
エアコンの稼働時間が伸びると、内部に汚れが溜まりやすくなるので、その際は清掃をしたり、エアコンクリーニングを専門業者に依頼しましょう。
弊社TMRでもエアコンクリーニングを承っておりますので、是非一度ご相談ください。